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甘い復讐
第7章 公開処刑 2日目 夜 -前編-
アルバートの屋敷の大広間には、30~40人程の着飾った男女が集まっていた。


それぞれ、仮面を着けて、互いが分からぬようにしている。


屋敷に到着してもサラの意識は戻らないままだった。

ゴードン達は、裏口からサラを運び込み、大広間の奥にある部屋まで抱き抱えて連れていった。


扉を開けると、そこにはアルバートが待ち構えていた。


「まだ意識は戻らないのか?」

「はい。」

「ちっ。手間を掛けさせる。そこに寝かせろ。」

アルバートは、イライラした様子で、部屋に置かれた、背もたれが斜めに倒れ、足を開かせた状態で固定出来る椅子を指差した。

昼間、舞台の上にあったものと同じその椅子に、サラは足を開いた状態で寝かされた。


アルバートは、小さな小瓶を取り出し、サラの鼻先に持って行った。

気付け薬だ。


「…ん…んっ……」

すぐにサラの意識は引き戻された。


頭がぼんやりする。
ここはどこだろうか…。


何度か瞬きをして、周囲を見渡す。


随分と長い間眠っていた気がする。

そうだ。
広場の舞台で、媚薬を塗り込まれて…
それから、めちゃくちゃに責め立てられて…

その後、途中からの記憶が全く無い。


「こ…ここは…?」

「私の屋敷だ。これから、特別な客の前でお前を可愛がってやろうと思ってな。」

ニヤリと笑うアルバートの顔に、恐怖を感じる。

「ひっ…」

今にも泣き出しそうな顔になるサラ。


「今さら、なんて顔をしているんだ。昼間はイキ狂って、オナニーショーまでしてくれたでは無いか。」

「う…うそ…」




「嘘じゃない。ここにいる全員が見たぞ。」
と、ゴードン。

「凄かったな。媚薬の効果には少し驚いた。」
マイケルも続いた。



「と言うことだ。散々、皆の前で恥態を披露したんだ。今更、恥ずかしいだの何だのとは、笑わせるな。」

「そ…そんな…」

「さぁ。皆お待ちかねだ。行くぞ。」
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