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また桜は散り過ぎて
第4章 喫茶・桜葉


 晩御飯をチャーハンにしたのは、もちろん喫茶・桜葉のメニューに影響されたからだ。
美味しいケーキを作る小西さんのチャーハンの味を想像してのことだった。
 食べながら、さっきもらった名刺を眺める。店名の下に、彼の名前も書かれている。
店主・小西泰典。やすのりさんっていうのか。
 
 それにしても・・見たことがある感じが離れない。
どこかで会ったというよりは誰かに似ている、とぼんやりと気づいた。
「顏もいいけど、口数が少なそう。穏やかそうで、大人の男って感じね」
どんな人なのか、知りたいと思った。興味を持った、直感的に。
優雅な音楽が静かに流れる喫茶店で、ゆっくりと時間を楽しむ空間で
どんな存在感を示してくれるのか。

 ・・あっ、そうだ!・・
 急に思い立って、食事の途中でパソコンに向かう。
出版社のホームページを開き、新しく出た文庫本を検索する。
コーヒーとかケーキとか、喫茶店に関する本があれば。
次にあの店に行く時に持って行って、コーヒー片手に読みたい。
その合間に彼のことを少しづつ知れたらいいなと・・思った。




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