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水曜日の恋人
第2章 初めての…
部屋に入ると、
「取り敢えずそこのソファーに座ってて」と言いながら、
酒井さんが姿を消した。
どうやらバスタブにお湯を張りに行ったらしい。
私は室内をキョロキョロと見回した。
こんな所に来たのは結婚する前のことだったから、4〜5年ほど前になる。
でも、そんなに変わっていることはない。
ドーンとベッドがあって、
ソファーとかがあって、
広いお風呂があるだけだ。
「ラブホ…流石に来たことくらい、あるよな」
「勿論です」
「ゆっくり話がしたくてさ」と言って、
隣に座る。
「まず、自分の話から。
結婚は勿論、してる。
妻は一回り歳上で、心臓が悪いから、
セックスは出来ない。
もう何年もやってない。
子供も居ない。
でも尊敬してるし、愛してるよ?
ただ一緒に居るだけだけど、
会社の共同経営者だから、離婚はしない。
男だから勿論、性欲はある。
でも、浮気で相手が妊娠するとかは絶対に嫌だと言われて、
何年か前にパイプカットさせられた。
性欲処理は、時々、風俗に行ったり1夜限りって感じでホステスとかとしてたけど、
それ、虚しくて本当に嫌になっちゃって、
勃たなくなってたんだよ。
そしたら、昨日、香織さんに会って、
本当に久し振りにムスコが元気になって、
自分でもびっくりしたんだ」
そんなことを言う。
「昨日、家に帰って、
妻にその話をした。
そしたら、別に妊娠させる心配もないんだから、
その子が好きでセックスしたいなら、
お願いしてすれば良いと言われた。
まあ、相手が良いって言ってくれればだけどねとも言われたんだ。
そして、どんな女の子で、
どんなことをするのか、
自分に報告してくれだってさ。
自分の身体では、
僕を満足させることも、
普通のセックスも出来ないから、
せめて、どんなことをしてるのか知りたいって」
聞いてて、私、頭の中が混乱してきた。
「それと、そんな関係って、
なんか、愛人みたいだけど、
それはそれで虚しい感じがするから、
恋人っていう関係が良いんじゃないかって言われたよ。
僕もそう思ってる。
だから、香織さんが僕のことが嫌いだったり、
一緒に過ごしたくなくなったら、
別れてくれて構わないし、
嫌だと思うことはしない。
しないけど、やりたいことは素直に言うから、
嫌だったら『無理です』と言って欲しい。
どうかな?」
「取り敢えずそこのソファーに座ってて」と言いながら、
酒井さんが姿を消した。
どうやらバスタブにお湯を張りに行ったらしい。
私は室内をキョロキョロと見回した。
こんな所に来たのは結婚する前のことだったから、4〜5年ほど前になる。
でも、そんなに変わっていることはない。
ドーンとベッドがあって、
ソファーとかがあって、
広いお風呂があるだけだ。
「ラブホ…流石に来たことくらい、あるよな」
「勿論です」
「ゆっくり話がしたくてさ」と言って、
隣に座る。
「まず、自分の話から。
結婚は勿論、してる。
妻は一回り歳上で、心臓が悪いから、
セックスは出来ない。
もう何年もやってない。
子供も居ない。
でも尊敬してるし、愛してるよ?
ただ一緒に居るだけだけど、
会社の共同経営者だから、離婚はしない。
男だから勿論、性欲はある。
でも、浮気で相手が妊娠するとかは絶対に嫌だと言われて、
何年か前にパイプカットさせられた。
性欲処理は、時々、風俗に行ったり1夜限りって感じでホステスとかとしてたけど、
それ、虚しくて本当に嫌になっちゃって、
勃たなくなってたんだよ。
そしたら、昨日、香織さんに会って、
本当に久し振りにムスコが元気になって、
自分でもびっくりしたんだ」
そんなことを言う。
「昨日、家に帰って、
妻にその話をした。
そしたら、別に妊娠させる心配もないんだから、
その子が好きでセックスしたいなら、
お願いしてすれば良いと言われた。
まあ、相手が良いって言ってくれればだけどねとも言われたんだ。
そして、どんな女の子で、
どんなことをするのか、
自分に報告してくれだってさ。
自分の身体では、
僕を満足させることも、
普通のセックスも出来ないから、
せめて、どんなことをしてるのか知りたいって」
聞いてて、私、頭の中が混乱してきた。
「それと、そんな関係って、
なんか、愛人みたいだけど、
それはそれで虚しい感じがするから、
恋人っていう関係が良いんじゃないかって言われたよ。
僕もそう思ってる。
だから、香織さんが僕のことが嫌いだったり、
一緒に過ごしたくなくなったら、
別れてくれて構わないし、
嫌だと思うことはしない。
しないけど、やりたいことは素直に言うから、
嫌だったら『無理です』と言って欲しい。
どうかな?」

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