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水曜日の恋人
第1章 出逢い
そのまま、会計をしてひとまず自宅に向かった。
どうせ、英一は今日も遅いのだろう。


取り敢えず、離婚するとして…

と一つ一つ考えていく。


離婚することは決定だ。
浮気するオトコは、どうせまた、浮気をする。
だから、英一は熨斗をつけて、
あのオバさんに進呈しよう。

あ、名前も覚えてないから、
明日、会社パソコンのチャット欄で確認しなきゃね。

当然、慰謝料をあのオバさんに請求。
それから、英一には財産分与の形で、
私に対するお詫びの気持ちを示して貰おう。

それと、仕事だな。
社内の不倫とか、本当に迷惑。

私が、居づらくなるじゃない。
としたら、退職して、
次の仕事が見つかるまでの間の給与補償も英一にはして貰わなきゃ。

ま、あの二人が会社に居づらくなっても知ったことではないので、
人事の方に退職の理由を訊かれたら、
普通に話をしよう。


家も、ここに居るのは嫌だな。
そうだ!
取り敢えず、ホテルにでも住もう。


旅行用のスーツケースを引っ張り出して、
荷物を詰める。
貴重品も入れると、携帯からホテルの予約をして、
家を後にした。


チェックインしてから、
実家に電話で簡単な経緯とこれからのことを話したら、
ママが心配してたけど、

「浮気するのは治らないからね。潮時かもね」
と、私と同じようなことを言ったから、笑ってしまった。

パパも浮気して、
ママが激怒して叩き出したっけと思い出して、
更に笑ってしまった。


夜遅くに、英一から電話があった。


「どこに居るんだ?」
と言うので、

「お子さんの件、聞きました。
どうぞお幸せに!
離婚届については、弁護士と相談の上、
送付させて頂きます」
と答えた。

言い訳とかするかと思ったら、

「そうか…」
と言うから、やっぱりあのオバさんの言うことは本当だったんだろう」

「何ヶ月なの?」

「6ヶ月だって」

「じゃあ、産むしかないじゃない」


その後は早かった。
仕事でお付き合いのあった弁護士さんに相談して、
離婚と慰謝料請求も手続きした。


一度、お義母さん達と顔を合わせた時には、

「本当にごめんなさいね。
全く英一ったら!
しかもあんな歳上の女となんて」と言うので、

「でも、お子様、授かって良かったですね。
私には出来なかったので」と言ったら、
複雑な顔をしていたのが印象的だった。
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