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水曜日の恋人
第1章 出逢い
それで、冒頭の私の台詞に戻るわけだ。
仕事も辞めることになって、
引き継ぎも終わって有休消化した後、退職した。
実はその間、ホテル暮らしをしていた。
ロングステイOKのホテルで、
まあ、狭いけど快適ではあった。
ただ、金銭的にもずっとホテルという訳にもいかないし、
再就職先も探さないといけない。
街を歩いていたら、
小さいけど洒落た不動産屋さんがあった。
店の前にはモニターみたいなものがあって、
タッチパネルを操作すると物件が探せるようだった。
思わず、真剣に探し始めると、
中からスーツ姿の中年男性が出てきた。
紳士…って感じのおじさまだった。
「物件をお探しですか?中でどうぞ」
と言われたので、
何となくついて入ることになった。
「どんな物件をお探しですか?」
と訊かれたので、
「築浅で駅近で1LDKのセキュリティ上安全なところで、
高くないところ!」
と答えたら、
「お一人暮らしですか?
ご予算は?」
と、淡々と質問してくる。
仕事も辞めることになって、
引き継ぎも終わって有休消化した後、退職した。
実はその間、ホテル暮らしをしていた。
ロングステイOKのホテルで、
まあ、狭いけど快適ではあった。
ただ、金銭的にもずっとホテルという訳にもいかないし、
再就職先も探さないといけない。
街を歩いていたら、
小さいけど洒落た不動産屋さんがあった。
店の前にはモニターみたいなものがあって、
タッチパネルを操作すると物件が探せるようだった。
思わず、真剣に探し始めると、
中からスーツ姿の中年男性が出てきた。
紳士…って感じのおじさまだった。
「物件をお探しですか?中でどうぞ」
と言われたので、
何となくついて入ることになった。
「どんな物件をお探しですか?」
と訊かれたので、
「築浅で駅近で1LDKのセキュリティ上安全なところで、
高くないところ!」
と答えたら、
「お一人暮らしですか?
ご予算は?」
と、淡々と質問してくる。

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