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水曜日の恋人
第1章 出逢い
すっかり酔ってしまった私だったけど、
まだ酔い潰れるほどではなかったので、

「すっかりご馳走になってしまい、
おまけに酔ってしまって失礼しました」と、
酒井さんに頭を下げた。

「なんならもっと酔ってくれた方が良かったのに」
と、冗談とも本気とも取れるような言い方をした。

「あっ!
明日、内見、宜しいんですか?
お休みじゃないんですか?」
と訊くと、

「社長に休みはないからね」と笑った。


「さて、ホテルまで送りましょう」と言われたので、
スツールから降りようとしたら、
身体がぐらりと揺れた。

ヤバい。
これは足にきてるヤツだ。

酒井さんが慌てて身体を支えてくれた。


「ごめんなさい。
飲み過ぎてしまいました。
あの、先程ご馳走になったので、
ここは私が!」と言ったけど、
酒井さんは、
「歳下の女性に出させるなんて!
それにどうせ、経費で落とせるから」と、
バーテンにカードを渡して、サインしてた。


初対面で大失態だと思いながら、
腕をお借りする形で、バーを出て、エレベーターに乗った。


ドアが閉まった瞬間に、
酒井さんが突然私を抱き締めて、
キスをしてきた。
しかも、舌が中まで入ってくる濃厚なヤツ。

「えっ?」
と思いながらも、
酔っていた私はキスに応えるように、
舌を追い掛けて絡ませてしまった。


「魅力的ですよ」
酒井さんは耳元でそう言うと耳朶を舐めて舌を入れてくる。

じゅわ
っと自分が濡れてくるのが判った。


エレベーターが1階についた。
外に出て、ホテルに向かう途中、
小さな公園の暗がりに引っ張られてベンチに座らされると、
更に私の唇を犯すようなキスをされた。

服の上から胸を揉みしだく。
ワンピースの裾から太腿に手を差し入れて…


「あの。困ります。
やめて下さい」

私は酒井さんの手を押さえて言った。


酒井さんは、小首を傾げながら言った。

「君は魅力的だから、
それを教えてあげたくなったんだ。
嫌だったらごめん。
でも、嫌がってなかったよね?」


「それは…」


「僕ならもっと君を魅力的に出来ると思う。
君が嫌なら諦めるけど、
一目惚れしたから付き合って欲しい」


酔いが一気に醒めた気がして、
「へっ?」と、可笑しな声を上げてしまった。
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