この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
先輩!彼氏にしてください!
第10章 腑抜けた天才


「…もう…っ…彼氏になるまで、先輩には手を出さないって決めたんです!」



そう言いながらも僕は先輩の顎を掴んで、その魅力的な唇に親指を這わせる。


柔らかく、ぷっくりとした小さな唇を辿る。


かわいいキスしたいかわいいキスしたい


頭の中がその二つでループしている中懸命に自分を抑え込んでいると、ほのか先輩が「んっ……」と色っぽい声を出した。




「ちょっ…と、谷川くん、それ…地味にくすぐったい…っ……んっ…」


「っ…………」



ナンダソレハ。


決意したらしたで、ほのか先輩の色気が強烈になる。


唇をぎゅっと閉じたほのか先輩は、そのまま再び僕のことを見つめると、恥ずかしそうに視線を落とした。



「……そんな…じっと見つめたり、触ったりしてないで……キス、するならしてよっ」



ピキィっ……と何かが自分の中で音がする。



キス、するなら、して……?って……?


ほのか先輩からの、誘い……か????


え??? え???


何だその強烈すぎる誘惑は………



「……ほのか先輩っ…」


「な、なに……」



嬉しいのと、キスしたいのでもう訳が分からない。



「体、爆発する……」


「え、な、何で」



何でじゃない。全部全部、先輩のせいだというのに。



はぁぁあぁあああぁぁと深ーーく息を吐いた僕は、先輩の両肩を掴む。



「今日は……しません!!」


「あ……そう」


「でも…! 明日授賞式が終わらせたらっ……彼氏として、とびっきりのキスっ…します!!!!!」



目を丸くしたほのか先輩は、すぐにまた顔を紅らめて「分かった」と小さく呟いた。


/195ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ