この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
先輩!彼氏にしてください!
第5章 彼氏までの道のり ─ 序 ─


慌てて先輩に駆け寄ると、先輩は引き攣った笑みを見せた。



「あー…大丈夫大丈夫、ちょっと熱が───」



立ち上がったのと同時に、ふらっと先輩が姿勢を崩す。



「─────── 先輩っ……!」



ギリギリでほのか先輩を抱えると、異様に体が熱くて目を見開く。


倒れないように懸命に支えていると、先輩は、机に手をついてまた引き攣った顔で笑った。



「………だいじょうぶだって…」


「いや…っ……すごい体熱いし……絶対大丈夫じゃないです……っ」


「いいから……」


「良くないです!!! こんな時まで強がらないでください!!!」



強がる先輩に言い聞かせると、先輩は諦めたようにして僕に体を預けた。



「谷川くん………」


「はい……」


「………保健室まで…運んで」


「……お安い御用です」



そうカッコつけた僕は屈むと、そのまま先輩をお姫様抱っこして美術室を出る。




「………ちょっ…とっ……歩けるから、そんな抱えなくていいって」



「静かにしてくださいっ…!!」




先輩に言われてから、鍛え始めておいて良かったとか思いながら、一目散に保健室に向かう。



放課後だし……もう先生はいないかもしれない。



せめて保健室が開いていればいいけど…────





/195ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ