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イケメンの向こう側♡
第1章 ありがとう
長屋のキク爺の家のドアの前に立つと・・・、
「あっ!!!」
明が笑って声を上げドアに耳をつけた。
「何々???」
由美がそう言って明の顔に近づくと・・・。
明はにっこり笑って、・・・シーーーーッ・・・って人差し指を口の前に出し耳を澄ませた。
「あ・・・・」
由美がそう言って・・・俺も耳を澄ませると・・・。
中から・・・懐かしいキク爺が引く三線と歌声・・・・。
穏やかな島の歌・・・。
キク爺の歌声は・・・。
気持ちを穏やかにさせてくれる。
「ふっ・・・ぁっ・・ぁあ~・・・・・・」
えっ?!
思わず目を開け下を見ると、沙月が薄目を開け・・・いっやーーーーな顔をして・・・(笑)
「んぎゃぁぁああああああああああーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!」
(笑)(笑)
沙月にはまだキク爺の歌声の良さがわからないらしい(笑)