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第14章 花火

夏帆side

倫太郎と待ち合わせをしたのはお台場の東京テレポート駅を出たところ。

観覧車が良く見えた・・・・。

さすがに凄い人で・・・人酔いしそうッ・・・。

少し早く来すぎたかな？？？

時計を見るとまだ待ち合わせの時間より15分早い。


一応倫太郎にメールしてみよッ・・・。

『今駅出たところ着いたよ(^^♪観覧車見える～』

と、・・・・あんまお台場来ないからよく分からないし・・・倫太郎早く来ないかな。

すると・・・、

プルッと携帯が鳴り確認すると・・・・。

『俺も着いた！！もしかしてお前可愛い浴衣の子？？？』

可愛い浴衣の子？？？

ん？？？

あ、あーーー・・(笑)浴衣が可愛いってことだよね？？？ハイハイ(笑)

私がきょろきょろ周りを見渡すと・・・。

倫太郎がキャップを外し笑って手を振って歩いてきた(笑)

「早く着いちゃったからまだ来ないかと思った(笑)」

私がそう言うと・・・・。

「(笑)夏帆は早めに行くと思って俺もっと早くいかなきゃって思ったーーー(笑)」

って・・・(笑)(笑)

「何時に来たの？？？(笑)」

私がそう聞くと倫太郎は笑って私のポーチを持ってくれた。

「あんま待たせちゃったらナンパされるだろ？？？(笑)だから30分くらい前から張ってた(笑)」

・・・・・・(笑)

優しい・・・・。