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第15章 花火　Ⅱ

夏帆side


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倫太郎？？？？？

ぎゅっと私を抱きしめ・・・・。

倫太郎の胸に耳が当たって・・・倫太郎の心臓の音が伝わってきたの。

ゆっくり顔を上げたら・・・。

ドーーーーーーーーン・・・・パチパチパチ・・・・って・・・丁度花火が上がった。

私たちは同じタイミングで花火の方を見た。


・・・・・綺麗・・・・・・。

そしてそのまま倫太郎の方を見ると・・・・。

・・・・・・・・・ッ？？？？



・・・・・///////////////


倫太郎が無理にまた戻ろうとし・・・・私を抱きしめた理由が分かったよ。

・・・・・・。

胸に何か刺されたような衝撃だった。

「あっ・・夏帆ッ？！」

私の目線が倫太郎のその先にあることに気づいた倫太郎。

・・・・・・・・。

倫太郎の後ろ・・・１０ｍ先辺りに立つタワーマンションの入り口。

頭の中真っ白。



その入り口に居たのは男性と女性、・・・・男性が女性の肩を抱きマンションの中に入っていくのが見えた。

・・・・・・・・・//////////////



私どうかしてた。


堂本君・・・・。


本気で好きになる前で良かった。