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イケメンの向こう側♡
第15章 花火 Ⅱ
夏帆side
倫太郎・・・・////////////
ギューーーーって抱きしめられて私は泣くことで精いっぱいで何も返事はできなかった。
呼吸が中々落ち着かない。
しゃっくりみたいにヒックヒック止まらない。
倫太郎はずっと浴衣の帯の下を撫でたりポンポンって・・・優しく叩いてくれたり。
優しい・・・・。
ギュッと倫太郎のTシャツを掴み呼吸を整えながらまた花火の方を見た。
まだたまにヒック・・ヒックって言っちゃう私の前髪を少し直してくれながら倫太郎は私の顔を見てきた・・・・。
まだ目に涙がいっぱい残っていたから・・・よく見えないよ。
「お前本当に可愛いな・・・・」
ってその声は聞こえた。
倫太郎・・・・////////////
本当・・・。
優しいのね。
私は目をこすって倫太郎の顔をちゃんと見た。
・・・・・//////////
くっきり二重の倫太郎の目がじーーっと私の事を見てる。
「好きだよ・・・・・」
倫太郎はそう言った。
私の目をまっすぐ見て。
その時、胸の奥の方で小さくドクン・・・って音がした。