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イケメンの向こう側♡
第23章 沙帆を好きになった時
それからは沙帆に会うと俺は声をかけようとした・・・が、夏帆が傍に居ると沙帆は俺に目で合図をして首を横に振って来たんだ。
だからいつも帰るときに教室の奥のあまり人が来ない廊下で待ち合わせをして来たときは夏帆は友人と寄り道をする日で沙帆と俺はその場でよく話をして一緒に帰った。
沙帆はいつも夏帆の事を気にしていたんだ。
お姉ちゃんッてこういう感じなのかって思っていたが今思えばそういう理由でもなかったのかもしれないな。
沙帆は結構まじめな子で帰りに寄り道も普段はせず帰っているようだった。
ある日・・・・。
珍しく沙帆と夏帆が別行動をしていた。
あの日当たりがもしかしたらその夏帆が好きな人に告って事件があったのかもしれない。
たまたま夏帆が俺とすれ違ったときに・・・・・。
「あなたお姉ちゃんと話したことあります?」
って少し派手な女の子と言って来たんだ。
俺は・・・・・。
沙帆が俺と話していることを隠したがっているように感じていたから・・・・。
「知らない、君のお姉さんもここにいるの?」
と、すっとぼけてみた。
そうしたら夏帆は・・・・。
「お姉ちゃん直ぐに嘘つくから気を付けた方がいいって思ったの(笑)」
笑顔でそんなことを言った。