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イケメンの向こう側♡
第39章 自分が自分じゃなくなっていく・・・
夏帆side
堂本君・・・。
なんで?
私じゃなくて沙帆なの。
お母さんとお父さんの会話を聞いて・・・・。
私は暫く考えたの。
お母さんがお風呂に入ってるときにお母さんの携帯を見ると、沙帆とのライン。
沖縄で堂本君と一緒に撮った写真が送られていた・・・・。
髪短くしたんだね・・・。
やっぱり・・・。私と沙帆ッて・・・同じ顔。
堂本君・・・私と沙帆を間違えたんだって。
学校を辞めるのだって沙帆の筈、私は楽しく過ごしてた。
友達だって沢山いたし、男の子にも好評だったはず。
可愛いって皆言ってくれたし、少なくとも沙帆なんかよりは愛嬌があったと思う。
なんで?
毎日皆私と楽しく話してたじゃない・・・なのに・・・・。
髪を短く切って制服を着て何食わぬ顔をして門をくぐったら・・・周りにいる生徒がチラッと私を見るの。
・・・・・・。
そして・・・。
知らない男の子が・・・。
「あれーーー???今日は祐司と一緒じゃないの?(笑)もしかしてもう別れた?」
・・・・・・・。
沙帆だと思ってる?
「あ・・・(笑)そう・・・・」
沙帆と堂本君はうまくいくわけない。
私が頷くとその男の子は笑って・・・・。
「今日始業式だるくない???(笑)式中俺さぼっちゃおうかなーって・・・沙帆も一緒にさぼらない???」
・・・・・・・。
「いいよ(笑)」