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イケメンの向こう側♡
第39章 自分が自分じゃなくなっていく・・・
祐司side
・・・・・・。
何かあった。
校舎の前に救急車。
沙帆と俺・・そして一緒にいた倫太郎と細江も一緒にその光景を見ながら校舎の方に・・・。
「え・・・なにあれ・・・」
細江が震えるようにして沙帆の肩を掴み指をさした。
タンカーで運ばれていくのは頭にタオルのようなものを巻かれ・・・血まみれの男子生徒・・・。
「あれ・・・戸村君じゃ・・・」
沙帆がそう言った。
俺は沙帆の手を握って・・・・。
「沙帆・・・職員室に行こう・・・・」
俺らがその場を立ち去ろうとすると・・・タンカーで運ばれる戸村は手を上げ・・・・。
・・・・・・・・・。
震える手で・・・。
沙帆を指さした。
・・・・・・・。