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イケメンの向こう側♡
第40章 自分は自分
源side
俺おかしいな。
自分をパイプ椅子で殴った女を連れだした。
夏帆はグスグス泣き出し・・・ってーー・・・。
俺が痛くて泣きたいんっすけど。
頭から血を流し歩く俺とグスグス泣く女子高生。
目立つ目立つーー・・・(笑)
沙帆に自分の上着を羽織らせ・・・・。
「その格好目立ちすぎるし俺の頭目立ちすぎるからーー・・・泣き止めよッ!」
そう言うと夏帆は何度も頷き・・・でもまだ泣いてる。
渋谷駅前でタクシーを拾い・・・・。
「麻布、御太刀坂まで・・・」
そう言うとタクシーは走り出す。
夏帆はやっと泣き止みバックをガサガサ漁って・・・・。
ハンカチを出し俺の頭に当てた。
「ごめんなさい・・・・」
・・・・・・・。
「俺に謝るな、もうあんなことするな・・・・」
ハンカチで俺の頭を拭く夏帆の手を触ると・・・・。
夏帆は一回頷いた・・・・。
コイツ・・・何のコンプレックス????
黙ってりゃ普通に可愛いし、ねーちゃんなんか意識しないで生きりゃいいのに・・・・。
10分位で自宅前に着き・・・夏帆を下した。
夏帆の手を引きマンションに入ると・・・・。
夏帆はマンションを眺め・・・・。
「・・・・ここに住んでるの??・・・・・」
・・・・・・。
「そーーー、変???(笑)」
夏帆はまた周りを見渡し・・・・。
何も言わず俺の横を歩いた・・・・。