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イケメンの向こう側♡
第6章 桜


15分ほど前・・・。

祐司が俺をこのビルに送ってくれた。

「なんだ、・・・まだ桜さんはホテルに帰ってなかったのか・・・・」

そう言ってビルのエントランスに車を付けた。

「そう・・・今から桜の叔父さん等と今後の話をする・・・・」

そう言ってネクタイを出し襟下にネクタイを通すと・・・・。

「そうか・・・(笑)・・・じゃぁ、今から話を付けに?」

祐司はそう言ってアイコスを吸った。

・・・・・・・・。

そう・・・。

桜の親父さんが残した会社の話。

「星野商事は厳しいぞ?・・・・お前の資産じゃ足りない・・・・」

祐司は煙を吐きながらそう言う。

俺はネクタイをキュッと絞め・・・・。

「そんなん分かってる(笑)・・・だから明日お前と話がしたい・・・・」

そう言うと・・・・。

祐司はこっちを見て・・・・。

ププッ・・と吹き出して笑った。

「いいよ、・・・・星野社長とはうちの親父も付き合いがあった・・・・(笑)」

・・・・(笑)

この軽い口約束。

普通だとあぶねぇ・・・って思うでしょ???

でも・・・。

俺等は違う。

祐司は窓から外を眺め・・・またこっちを見て・・・・。

拳を出しこっちに向けた。

俺もその拳にコツンと自分の拳を当てると・・・・。



「手を組もう・・・・(笑)」

・・・・・(笑)


祐司が・・・そう・・・言った。



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