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咲くのも、散るのも
第2章 花開くとき
凛子は萌絵の顔をじっと見つめた。

「やめてよ、私に惚れないでよ」

萌絵はおどけて見せて、照れくさくなって後ろを向いた。



『ドタン』



背後で鈍い音が響き、萌絵は向き直った。

凛子が、膝や肘をバラバラに折り曲げた格好であおむけに床に倒れている。

「凛子!」
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