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咲くのも、散るのも
第2章 花開くとき
叫んでも答えない。意識を失っている。萌絵は震える手で電話を手に取った。


救急車で酸素マスクをつけられ、救急隊にあわただしく処置を受けている凛子を見つめ、萌絵は震えが止まらなかった。

担架で病院に運び込まれる時、凛子はうっすらと目を開き、力なく手招きをして萌絵を呼んだ。

「凛子!」

萌絵は凛子の手を取り、口元に耳をそばめた。

「カノンを…」

乾いた唇の隙間から、保育園に通う一人娘の名前を呼んだ。

「大丈夫。私に任せて」

萌絵は何度もうなずいた。

凛子は安心したように目を閉じ、寝息を立て始めた。
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