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咲くのも、散るのも
第2章 花開くとき
久々に見る達志の顔は、ひどくやつれていた。

それでも、どこかほっとしたように、優しいほほえみを浮かべながら、照れくさそうにうつむいていいた。

「萌絵ちゃんが俺の顔見てくれたの、半年ぶりくらいかな」

「ずっと、達志の顔、どうしても見れなかった。ごめんね」

「ごめんだなんて。そうさせたのは俺なんだから」

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