この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラストソング
第3章 甘い生活
お客を見送って、ケーブルや機材を片付けて、忘れ物チェックをしていたら、
美和さんが戻ってきた。

そりゃそうだ。
美和さんのカメラや機材もあるからだ。


美和さんが丁寧に、カメラやレンズを片付けていく。
そして、
「反省会とかはしないの?」と言うので、

「何処かでやろうと思ってます」と答えた。


「判った」と言って、
美和さんは携帯を出して何処かに電話した。


箱との精算をしたり、
録画データを貰ってから、ライブハウスを出た。


「中華街で良いかな?
久々だったから予約しちゃった」


美和さんの後をゾロゾロ歩いた。


小さめの家族経営みたいな店に入ると、
「中華街、思ったより夜が早いから、
まずはサクっと食べるよ!」と美和さんが言った。


「アレルギーとか好き嫌い、ある人は言って!」と言われたけど、
余りにもテキパキしていて、
誰も何も言えないほどだった。


お店のお母さんみたいな人に笑顔で注文していく。
しかも、多分、中国語?


太郎さんが、
美和さんの仕事は通訳だか翻訳って言ってたけど、
中国語だったのかと思ったら、納得した。



料理はどれも美味しくて、
あんまり見慣れないモノもあったけど、
モリモリ食べた。

食べ終わってデザートと香りが良いお茶を飲みながらの反省会になった。
美和さんはまた、最初の1曲目から丁寧にレビューしていった。
的確で、自分に迷いがあった処まで、あれこれ言ってくれた。
俺たちは学生みたいにメモしながら聞いた。


「3人の反省会は、外野の私が居ない処でやると良いよ」と笑って締め括った。


「あ、ゲンさんも、ほぼ私と同じこと、言ってたから」とも言ってた。


帰りは、リョウとサクラが夜景を見に行きたいというので二手に別れて、俺と美和さんは関内までタクシーで移動して帰ることにした。


帰りの電車は思ったより人が少なくて座れたが、
疲れてしまって、寝てしまった。

最寄り駅で美和さんに起こされて、
ふらつきながら電車を降りた。


駅からもタクシーに乗った。


部屋に入ると、ちゃんとバスタブに浸かった方が良いからと、
美和さんが風呂の用意をしてくれた。

「お先にどうぞ」って言われて、
「でも…」と遠慮してると、
「じゃあ、一緒に入る?」と切り替えされてドギマギしてると、
「冗談よ」と笑われた。
/111ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ