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ラストソング
第5章 恋愛成就
「美和さん、ミーティングやります!」と声を掛けて、
周りを取り囲む奴らから美和さんを救出して、
手を繋いでファミレスに向かった。


店に入ると、早速リョウが美和さんに、
「どのくらい、ベースやってるんですか?
ギターは?」と質問責めにする。

美和さんは笑いながら、
「ギターはそこそこ。
ベースは殆ど。
だって大きくて重いから。
ほらっ!」と言うと、自分の手の平を見せた。

子供のように小さい手だった。
でも左手の指先は、硬くなっていた。


「そうだ!」と、
俺はリョウとサクラに、この前、美和さんのギターで歌った『ラストソング』を聴かせた。


「へえ。弾き語りバージョンも良いですね!」


「これは、適当に弾いただけ。
これをリョウさんが膨らませてアレンジするのも、
雰囲気違って良いかもね」と、美和さんはニコニコしながら言った。


「今日は、一眼レフ一本。
レンズも一本だから、あんまり良い写真撮れないかな?
ツアー終わったら、編集してデジタル写真集作るからね。
ホームページに使うと良いよ」と言った。


「忙しくてホームページとか、SNS、
全然更新してないや」


「ダメだよ。
いつ、どこで、誰が見てるとも限らないんだからさ」


「私…更新していこうかな?」


「良いね!サクラちゃんなら、きめ細かく更新してくれそう。
スタジオ練習のこととか、リハのことなんかも、
携帯の写メで充分だから撮って載せると良いんじゃないかな?」


「なんか、美和さん、マネージャーさんみたい」とリョウが言うと、

「私のギャラ、高いから、
とても払えないわよ」とウィンクした。


「ギャラと言えば、ゲンさんの分」


「あ、まとめて精算するからね。
最初に洋平さんが言ってた、
最大出せる時給×拘束時間。
それと、交通費実費かな?
今日は新幹線代になるよ。
宿泊はしないで、最終ので帰るって言ってたから、
ライブ終わり次第、ゲンさんは撤収になるかな?」


「来週の大阪は、宿泊費もですよね?」


「来週は、別件の仕事が関西でその後あるから、
多分交通費も宿泊費も要らないって言うかもね。
気になるなら、交通費の半額くらい、出しましょうね」と言う。


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