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ラストソング
第5章 恋愛成就
続けてシャンプーも2人、背中合わせで済ませてから、
バスタブに入った。

背中合わせで、寄り掛かるように、
暫くぼんやり湯に浸かっていた。

美和さんが入れてくれたのか、少し白濁した入浴剤の効果で、
良い香りがしてた。


「そっち向いても良い?」

「やだ」

「背中をマッサージ出来ないよ」

「じゃあ、良いよ」

向きを変えて、美和さんの肩と首をゆっくり揉んでみた。
相変わらず、ガチガチだった。

通訳だか翻訳だかの仕事をしてるらしいけど、
確かにあんなに長時間、パソコンに向かって、
しかもあんなに重たい荷物を担いで移動してたらこうなるんだろうと思った。

背中や肩甲骨もガチガチだ。

手を伸ばして、腕や膝の付け根や、手の親指と人差し指の交わる付け根を押すと、

「あっ!気持ち良いけど痛い」なんて言うから、
一度落ち着いていたムスコが反応して硬くなってしまう。


「こっち向いて?」と言って、首を後ろに向かせて、
俺はキスをした。

凄く気持ち良い。

すっぽり抱き締めると、
美和さんの胸が腕に当たる。
お湯で、ぷかぷか揺れてるように見える。

思わず胸を手の平で包んで優しく揉んでみると、
形を変えながら柔らかく動いた。
乳首も少しずつ硬くなってきた。

そこを指先で引っ掻くように刺激すると、
美和さんは小さく声を上げる。

風呂の中で、声が反響するから、
物凄く嫌らしく思えて、
更に大胆に揉みしだいてしまう。


手を美和さんの両脚の間に進める。
前は気が付かなかったけど、確かに全く毛が生えてないようだった。


「ここ…」
何て、言おうかと思ったら、
美和さんは、ハッとした顔をして、慌てて脚を閉じようとした。


「あのね…。
元の旦那さん、胸も気持ち悪いって言ってたけど、
下半身も気持ち悪いって。
女、女してるのが気持ち悪くて、触るのも嫌だって言って、
永久脱毛させられたの」

「えっ、そんなことまで?」

「後から思えば、ゲイだったんだから、
女性とすること自体が嫌だったんだろうけど。
私、胸が大きいとか、毛が生えてることも、
気持ち悪くて穢らわしいのかと思って、
言われる通りにしたの。
でもね、触れたりとかは本当になかった。
したければ、自分でやれって。
それで、濡れてもないのに無理矢理されてたから」


俺は怒りながら、美和さんを抱き締めた。
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