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ラストソング
第1章 出会い
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ライブが始まった。
スカバンドの演奏は、客席の後ろから聴いていたが、
それ以上に、美和さんのことが気になって見ていた。
直子が来た。
ちょっと…と、外に連れ出された。
「何?あのカメラ持ってる女」といきなり口にした。
「スカバンドのカメラマンさんだよ。
あ、俺らも撮って貰うように頼んだから」
「何でそんな勝手なことを言ったのよ?」
「直子がちゃんと、リハから居ないから、
話も出来なかったじゃん。
あと、箱で記録映像は撮って貰うから、
直子は録画とかしなくて良いから、
ちゃんとライブ、聴いてて」と、俺が言ったが、
膨れっ面で、スタスタと客席に戻ってしまった。
大切なレコ発で、
ナーバスになってる俺のこと、
少しは気にして欲しいもんだと思った。
ふと気づくと、美和さんも外に出てきていた。
バッテリー交換をしてるようだった。
俺の方を見ると、
「緊張してるみたいね?
でも緊張は良い演奏を生んでくれると思う。
あとは、自分のベスト以上の演奏は出来ないから、
ベストに近い演奏するくらいの気持ちでいたら良いかもよ」とにっこり笑いながら言った。
「大丈夫よ。
洋平さんの一番カッコいいショット、
切り取るから楽しみにしててね」とウィンクして、
客席に入って行った。
「ベストに近い演奏か…」
そう思ったら、肩の力が良い感じに抜けた。
スカバンドの演奏は、客席の後ろから聴いていたが、
それ以上に、美和さんのことが気になって見ていた。
直子が来た。
ちょっと…と、外に連れ出された。
「何?あのカメラ持ってる女」といきなり口にした。
「スカバンドのカメラマンさんだよ。
あ、俺らも撮って貰うように頼んだから」
「何でそんな勝手なことを言ったのよ?」
「直子がちゃんと、リハから居ないから、
話も出来なかったじゃん。
あと、箱で記録映像は撮って貰うから、
直子は録画とかしなくて良いから、
ちゃんとライブ、聴いてて」と、俺が言ったが、
膨れっ面で、スタスタと客席に戻ってしまった。
大切なレコ発で、
ナーバスになってる俺のこと、
少しは気にして欲しいもんだと思った。
ふと気づくと、美和さんも外に出てきていた。
バッテリー交換をしてるようだった。
俺の方を見ると、
「緊張してるみたいね?
でも緊張は良い演奏を生んでくれると思う。
あとは、自分のベスト以上の演奏は出来ないから、
ベストに近い演奏するくらいの気持ちでいたら良いかもよ」とにっこり笑いながら言った。
「大丈夫よ。
洋平さんの一番カッコいいショット、
切り取るから楽しみにしててね」とウィンクして、
客席に入って行った。
「ベストに近い演奏か…」
そう思ったら、肩の力が良い感じに抜けた。
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