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ラストソング
第6章 一騎討ち
新しい週もいつもの通りだった。
美和さんは仕事で忙しそうで、不在がちだった。
もしかしたら、公園の練習ってヤツに行って、
レンくんと話をしてるのかもしれないと思って嫉妬したりだったけど、
夜も仕事で殆ど居ない感じで、一緒にも寝れてなかった。
俺は、月曜は残業で、火曜はボイトレ、
そして、水曜にレンくんのバンドのライブにリョウと行くことになっていた。
新宿のロック系の箱で、早めに受付して、
レンくんを呼び出して貰った。
「この前、下北に来てくれた方ですよね?」と言われたので、頷くと、
自分達のレコ発ライブのオープニングアクトのバンドが出演出来なくなったから、代わりにオファーしたいと説明して、
今日のライブが終わったら話がしたいと伝えた。
「判りました。
終わったらメンバー連れてきます」と言って頭を下げると、ライブハウスの中に消えて行った。
時間までリョウと外に居ようかと、ガードレールに座りながら話をしていると、
レンくんが中から出てきて小走りで通り過ぎたと思ったら、
美和さんが来て、楽しそうな顔で話をしているのが見えた。
「ああ。
やっぱり公園とかで話をして、
仲良くなってるんだな」と思った。
「あれ?美和さん?」と、リョウが声を出したので、
レンくんと美和さんがこっちを向いた。
「あら。どしたの?こんな処で?」と美和さんが言って、
「美和さん、お知り合いなんですか?」とレンくんが言うので、
「東京のライブのオープニングアクト、頼もうと思って来たんだ」と俺は言った。
美和さんは、
「そうなんだ」とだけ言って、
その後もしばらくレンくんと話をすると、
時計を見て、
「そろそろ時間じゃない?」とレンくんをライブハウスに入るように促した。
そして、俺たちに、
「びっくりしちゃった。
随分とキャラが違うバンドに声を掛けるのね?」と苦笑いしながら言った。
「リョウはまだ、聴いてないから、今日のライブ聴いてからと思ってるけどね」と俺は答えた。
そろそろ時間だ。
この箱は煙草の煙が凄そうだから、
ギリギリまで外に居たけど、
思い切ってマスクをして、3人で中に入って行った。
美和さんは仕事で忙しそうで、不在がちだった。
もしかしたら、公園の練習ってヤツに行って、
レンくんと話をしてるのかもしれないと思って嫉妬したりだったけど、
夜も仕事で殆ど居ない感じで、一緒にも寝れてなかった。
俺は、月曜は残業で、火曜はボイトレ、
そして、水曜にレンくんのバンドのライブにリョウと行くことになっていた。
新宿のロック系の箱で、早めに受付して、
レンくんを呼び出して貰った。
「この前、下北に来てくれた方ですよね?」と言われたので、頷くと、
自分達のレコ発ライブのオープニングアクトのバンドが出演出来なくなったから、代わりにオファーしたいと説明して、
今日のライブが終わったら話がしたいと伝えた。
「判りました。
終わったらメンバー連れてきます」と言って頭を下げると、ライブハウスの中に消えて行った。
時間までリョウと外に居ようかと、ガードレールに座りながら話をしていると、
レンくんが中から出てきて小走りで通り過ぎたと思ったら、
美和さんが来て、楽しそうな顔で話をしているのが見えた。
「ああ。
やっぱり公園とかで話をして、
仲良くなってるんだな」と思った。
「あれ?美和さん?」と、リョウが声を出したので、
レンくんと美和さんがこっちを向いた。
「あら。どしたの?こんな処で?」と美和さんが言って、
「美和さん、お知り合いなんですか?」とレンくんが言うので、
「東京のライブのオープニングアクト、頼もうと思って来たんだ」と俺は言った。
美和さんは、
「そうなんだ」とだけ言って、
その後もしばらくレンくんと話をすると、
時計を見て、
「そろそろ時間じゃない?」とレンくんをライブハウスに入るように促した。
そして、俺たちに、
「びっくりしちゃった。
随分とキャラが違うバンドに声を掛けるのね?」と苦笑いしながら言った。
「リョウはまだ、聴いてないから、今日のライブ聴いてからと思ってるけどね」と俺は答えた。
そろそろ時間だ。
この箱は煙草の煙が凄そうだから、
ギリギリまで外に居たけど、
思い切ってマスクをして、3人で中に入って行った。