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ラストソング
第6章 一騎討ち
翌日は自分たちもスタジオ練習だった。
そして、昨日から美和さんにLINEしても、既読スルーされていた。

朝も会えないまま、会社からスタジオに入った。


美和さんたちの練習はどんな感じなんだろうと思ったけど、
今度は既読にもならない。

そして、終電が終わる時間になっても、美和さんからの連絡はなくて、帰ってくる気配もなかった。


レンくんと寝てる美和さん…
想像しては、頭を振った。

きっと夢中になって練習してるんだろう。



朝、7時過ぎにカチャっとドアの音がして、
美和さんが帰って来た。

俺は慌てて玄関に行くと、1本を肩から、1本はハードケースに入れたギターを2本持って、鞄を斜め掛けにした美和さんが、
「おはよ」と言った。

フラフラと防音室に楽器と機材を置くと、
歯磨きをして、
「おやすみ」と言うと、自室に入ってしまった。


3つのルールがあるので、
俺は部屋に入れないから、
仕方なく美和さんにLINEした。


「朝まで練習、お疲れ様。
もう少ししたら、会社に行って来るよ。
一緒に寝れなくて寂しくて死にそうだ」


勿論、既読にはならない。
会社で昼休みになって携帯を見たけど、やっぱり既読にはならなかった。


練習はどうだったんだろうか?
そして、レンくんとはどうだったんだろうか?



定時で上がって帰宅しようとLINEしたら、
ようやく既読になっていた。

「会社を出ます。30分くらいで帰ります」と打つと、

「判った。でも、私、入れ違いで練習に行くよ」と返信があった。


急いで帰宅したら、まだ美和さんは家に居た。
お握りとかおかずを作って容器に詰めていた。


「洋平さんのご飯もあるからね?」と、
お皿にお握りやおかずを彩り良く、並べてくれてた。


「また、ギター2本?
運ぶの手伝うよ?」と言うと、
「ありがと。
私、座って弾くことしかなかったから、
立って弾くの、難しくて」と笑う。


「ギターは、何使ってるの?」

「ストラトとSG。
SGの方が軽くて楽なんだけど、
音質とか考えるとストラトかなと思って。
念の為、2本持って行ってる」と答えた。


俺は急いでシャワーを浴びてTシャツとスウェットパンツになって、
パーカーを羽織ると、
ローディーみたいに2本のギターを持って美和さんと家を出た。
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