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ラストソング
第9章 新たな挑戦
「あとは、どうするか考えて決めてね。
私が居るトコだと話し難いかもしれないから、
もうちょっとしたら、私は寝ちゃうしね。
眠たくて死にそう!
じゃあ、もう一回、乾杯してから、飲もう!」

と美和さんは明るい声で言った。


ワイワイ飲み始めると、
美和さんはキッチンに入って、
ニコニコしながら料理を始めてる。

レンくんが隣に立って、
手伝ってるのを見てたら、

「お前、居候してたんだよな?」とリョウに言われて、

「ライブまでって言ってたから、もう、出たんだ」と答えた。


「ふーん」と言って、リョウは美和さんとレンくんを見た。


ダイニングテーブルに、
一口サイズのお握りとか、肉じゃが、
鶏の唐揚げやフライドポテト、けんちん汁が並ぶと、
お酒よりご飯!という感じで、皆は食べ始めた。


美和さんは、リョウとサクラに、
「夜更かしすると、身体に悪いから」と、
容器に詰めて食べ物を渡してた。


「お先に。お疲れ様」と2人は手を繋いで帰って行った。
エントランスまで見送りがてら、下に降りると、

「凄いアイディアだったな。
俺は乗りたいと思った。
美和さんさ、サクラのことも考えてくれてた。
事務所作ったら社員になって貰ったら有り難いって。
有り難いのはこっちだよ。
でも、洋平の気持ちを1番にして、決めよう。
俺たちはそれに従うから」

そう言ってリョウはガッシリと握手をして、タクシーを捕まえて帰って行った。


部屋に戻ると、皆は防音室に居た。

「ドラムはないの。
ジャンベとかカホンはあるけどね。
本当にさっきの話を実行するなら、
ドラムセットも置かないとね!」と楽しそうに美和さんが言った。


ワイワイするレンくんたちを残して、
俺は美和さんとリビングに戻って、
空いてる皿を食洗機に入れたり、空き缶を片付けたりした。


バタバタと3人はリビングに戻ると、レンくんが代表するように言った。

「洋平さんたちが良ければ、
僕たち、美和さんのプランに乗っかりたいです」


「ん。判った。じゃあ、あとは洋平さんたちの返事待ちで」と言って美和さんは柔らかい顔で笑った。


終電があるうちに!と、ベースとドラムが帰って行って、
部屋には美和さんとレンくん、そして俺が残った。

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