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あおい風 あかい風
第3章 まよい
 声をひそめて
 「つきあってるの?」
 怜子は 肩をすくめ首をふる。碧は おどけた怜子の顔に 一瞬、傷ついた表情が浮かんだのに気づいたので それ以上聞かないこと にした。

 「ねぇ ヘンじゃあなぁい?松本先輩がわたしのこと好きなんて」
  怜子は 背筋を伸ばして 碧の顔をまじまじとみてから
 「実は 思い当たることは ある」
 「えっ。なになに?」

 「前に、さ 学食で 碧が自販機でジュース買ってるのを 近くにいた松本先輩が じっと見てて。碧が おつりを取る時 小銭を落と したんだよね。そしたら 松本先輩 ”あっ”ってかんじに 碧の方に一歩踏み出して。それを見て あれぇ?って 思った」
 「そうなの?」

 そんなこと 思い出せない。

  時計をみながら
 「続きは 次回のおたのしみだね。絶対 聞かせてよ その後を」

  「次回のおたのしみ」を話したかったんだけど。お昼休みでは 時間がなさ過ぎる。
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