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Memory of Night 2
第11章 懐かしい記憶

最後の部分は耳元で小声で囁かれ、体の奥が熱くなる。
なんだかんだで、火曜以降していない。晃と暮らし始めてから、週三、四でしていたから、四日も空くのは久しぶりだった。
「宵もしたい?」
「……誰が」
晃はくすりと笑った。
とりあえず今は自転車だ。
車庫は車が二台入れる大きさだった。その右奥に大型のバイクが一台、隣にシルバーの自転車。
晃は自転車を手に持ち、庭の拾いスペースがあるところまで運んでくれる。
チェーンやタイヤの硬さを見て、少し試し乗りをして、ブレーキの効き具合などを見てくれた。
「うん、別に問題なさそう。錆びてもないし、タイヤの空気だけ入れるから待ってて」
「いーよ、そーゆうの自分でやるから」
借りる側なのに、全部やってもらうのもどうなのかと思う。
「すぐ終わるから、いい子で遊んでな」
「……子供に言うみたいに言うな」
晃は笑って物置の方へと歩いていく。空気入れでも取りにいくのだろうか。
ついていっても仕方がないので、自転車の横の花壇の端に腰を下ろした。
ふいに、ジーンズのポケットに入れていたスマホのバイブが鳴る。
手に取ると、着信の相手は春加だった。

