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Memory of Night 2
第15章 海

「すぐ海行く? ちょっと休憩する?」
「腹減ったな」
明の言葉に大山が言う。
「歩いて五分くらいのとこにコンビニもあるし、海に行けば海鮮のお店も出てるよ」
「せっかくだし、海鮮食べたいよね」
「そうだな」
晃の言葉に宵も賛同する。
「じゃあ海行こっ」
明は着ていたオレンジ色のティーシャツを勢いよく脱ぎ捨てる。
驚く大山をよそに、ティーシャツの下には、花柄のビキニを着ていた。
「脱ぐな、ここで」
「明ちゃん、家から着てきたの?」
「プールん時の小学生かよ」
準備万端すぎて笑えてしまう。
「海着替えるとこないんだよね。だからここで準備してってね」
「はいはーい」
「じゃ、あたしも荷物置いてくる」
明は部屋を出ていく。
宵たちも着替えと、海に持っていくものの準備を始めた。
ふと晃がスマホを見ると、ネットニュースの通知が来ていた。明後日の昼頃日本海側を通過予定だった台風が、速度をあげているというもの。しかも軌道も変わり、昨日見た時よりも陸地に接近している。
(あれ、これ海荒れないかな?)
直撃ではないが、一番接近するのは明日の夕方から夜にかけて。
(まあ、早めに切り上げればいいか)
晃はそっとスマホを置き、着替え始めるのだった。

