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Memory of Night 2
第19章 夏の思い出

「ーーあ、ちょっと待って」
コンビニに向かい歩いている途中、突然晃が声をあげる。
「どうした?」
「スマホのバイブが鳴ったみたい。メールかな」
宵も足をとめる。晃はズボンのポケットからスマートフォンを取りだし、中を確認した。一瞬目を見開き、口元を綻ばせる。
「君のお友達から」
スマホごと渡され宵が画面を覗くと、メールの相手は大山だった。
宵のスマホが壊れていたから、晃に送ったのだろう。
『師匠、無事付き合えました! ありがとうございました! 宵にもよろしく!』
嬉しい報告メールだ。
「ーーへー、上手く行ったんだな」
明を半ば無理矢理部屋に向かわせてから、二十分ほど経っていた。無事大山は告白することができたようだ。
「良かったね、彼の恋が成就して」
「そうだな。……てか、師匠って何? いつの間に連絡先交換したんだよ」
「ほら、君が明ちゃんと夕飯作ってくれてた時。恋愛相談乗れっていうから、真面目に受けてたんだよ相談。そうしたら師匠って呼ばれるようになっちゃった」
晃は笑う。
「一時間ちょいで師匠って、いったいどんなアドバイスしたわけ?」
「内緒。宵が今以上にモテても困るからね。君は顔だけ好かれてればいいよ」

