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Memory of Night 2
第3章 甘い遊戯
鎖骨の次は脇だった。右腕からつーっとなぞり、脇を舐められる。
「そんな…… とこ」
頭では思うのに、甘ったるい吐息がきりなく漏れていた。
そして、それは唐突にやって来た。
晃が脇を食(は)みながら指で宵の乳首をつまんだ時だった。
「ん、あ、あ、出る……っ」
宵は大きく仰け反り、次の瞬間晃のお腹に温かな液を迸らせていた。
「は、はあ、はあっ」
宵が肩で息をする。乱れて顔にかかった黒髪とまなじりに滲んだ涙がたまらなく色っぽかった。
オレンジ色に染まった室内では、なお新鮮だ。
宵のまるで日本人形のような整った顔立ち。もうだいぶ見慣れたはずだが、こういう時の表情には興奮せずにいられない。そして同時に、晃の嗜虐心を駆り立てる。
「乳首でイッちゃったの? なんで、宵。まだ検査の途中なのに」
「あ……、やめっ」
晃は小さくなった宵のを、再びしごいた。一滴残らず絞り取るように。
宵は首を振り、暴れる。イッた直後のあそこを弄られるのが一番辛かった。反射的に晃を蹴りとばそうとするが、もう片方の手で阻まれる。