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Memory of Night 2
第5章 進路

「ただいま」

 宵がアパートに帰宅すると、そこに晃の姿はなかった。
 すでに時間は六時をまわっている。今日は予備校もない日だし、晃の三者面談は確か金曜日だったはずなので、この時間に家に居ないのは珍しい。
 宵は部屋の電気をつけキッチンを一瞥したが、すぐに部屋着に着替えてソファに横になった。
 夕飯はいつも晃が作ってくれる。たまには何か作ろうか、とも思うのだが、結局面倒くささが勝ってしまった。

(そういえば、あいつはどこの大学に行くんだろ)

 出会った頃から晃が医者を目指しているのは知っている。ならば当然医学部に行くだろう。そのために予備校も通い始めたのだ。
 だけど、どこの大学を目指しているのかなどの具体的な進路を聞いたことはなかった。
 帰ってきたら聞いてみよう。そんなことを思いながら目を閉じると、まどろむように睡魔が襲ってくる。
 昨日もバイトだったから、あまり寝ていなかった。そのせいだ。
 宵はそのまま眠りに落ちていった。
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