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Memory of Night 2
第7章 緊縛イベント

晃はにっこりと笑顔を見せた。宵はもう言葉も出ない。
「前でいっか。嫌だと思ったら、手袋だからすぐ脱げるから」
宵からの返事も待たず、晃はまず右手に手袋をはめた。エナメル素材は伸びは悪く、ぴっちりと手にフィットする。左手も奪われ、同じように手袋をはめられると、まるで手錠をされたように、手の自由が利かなくなる。
「目隠しもする?」
「やだ」
そっちに関しては即答だった。視界を奪われるのには抵抗がある。
晃は素直に頷き部屋の電気を消した。ベッド脇の小さな照明だけをつける。ちなみにこの照明は、晃の部屋から持ってきたものだ。暖色系のぼんやりとした明かりが、ホテルみたいで綺麗だった。
晃はベッドに腰かけ、足を組んだ。宵に笑いかける。
「まずは、そうだなあ。いやらしい格好した宵に、ご奉仕してもらおうかな」
「ご奉仕?」
「俺の舐めて」
「……うん」
久しぶりの口淫だった。晃のものをつい思い浮かべてしまい、それだけで体の芯が熱を帯びる。
晃がスウェットを少し下げ、自らのを取り出す。それはすでに勃起していた。
「もうでかくなってんじゃん」
「そりゃ、今の宵見てたら興奮するでしょ」
「変態だからだろ」
宵はその場に跪いた。
「咥えて」
膝だちになり、晃の足に両手を添えた。エナメルの手袋はきつく、鎖も短いためほとんど開けない。

