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Memory of Night 2
第50章 episode of 0

「まあ、見た感じそんなに酷くはなさそうだったけど。本人は早退しなくて大丈夫、残るって言ってたけど、なんかあっても困るしな。かなり無理矢理帰してたよ、牧原さん。ちょっと揉めてたし」
「ええ……?」

 揉めてしまったのか、と思う。確かに、仕事を投げ出して途中で帰るのは嫌なんだろうなと思う。
 秋広もよく冬は風邪やウイルスにかかって早退していたため、気持ちはわからなくもないが、具合の悪い人間に残られても足手まといになってしまう。それもわかる。早退させたのは適切な判断だろう。

「で、本題な」
「今のが本題じゃないの?」
「違うんだなあこれが! 早退の件は牧原さんから報告あるだろ」

 確かに、と思う。まだ電話はないが、夕方にでも来るだろう。
 では、相澤が電話をしてきた用件はなんなのだろうか。

「香椎さん、財布忘れていっちまって。俺らだーれも彼女の家とか電話番号知らねーから、連絡してやって。てか届けてやれば? 体調悪い中取りに来るの大変だろ」
「ああ、そういう……」

 確かに、桃華は携帯を持っていないので、 家の電話だけだとわざわざ仕事仲間には教えないかもしれない。

「わかった、連絡してみる」
「よろしく」
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