パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第1章 恐ろしい夏の始まり

時は、夕方５時50分頃であった。

ところ変わって、家の玄関にて…

この時、ひろ子（50歳・パート）とひとり娘・あつ子（10歳・小学４年生）が帰宅した。

ひろ子は、永坂の家の次男・和樹（51歳・サラリーマン）の妻である。

あつ子は、ひろ子の元カレ（ヤクザとトラブったことが原因で亡くなった）の娘である。

ひろ子は、過去に４度もリコンとサイコンをくり返していた。

その間に子どもふたりを出産したが、ふたりとも死産した。

和樹は、周囲の人たちから『じっと待っていた方がいいよ…』と言われたので、コンカツをせずにひろ子と出会う機会を待った。

では、和樹はどうやってひろ子と結婚をしたのか？

その答えは、不明である。

｢ただいま帰りました。｣

ひろ子は、帰宅したことを家の中にいる人たちに伝えた。

のれんの向こうから、あずさが出てきた。

｢ひろ子さん、あつ子ちゃん、お帰りなさい。｣

ひろ子とあつ子は、脱いだくつを整えたあとスリッパをはいて家の中へ入った。

ところ変わって、家の大広間にて…

家の大広間の食卓には、和正あずさ夫婦としず子とひろ子とあつ子の５人がいた。

和樹は、職場の人から残業を頼まれので帰宅が遅くなる…

和行は、まだ外にいるので帰宅していない。

なので、５人で晩ごはんを食べていた。

和正・あずさ夫婦は、にこやかな表情であつ子に声をかけた。

『夏休みは楽しいか？』
『宿題はすませたか？』
『今年の自由研究は、なにをするのかな？』

和正・あずさ夫婦の問いに対して、あつ子はむじゃきな表情でアレコレと答えていた。

和正・あずさ夫婦は、ひろ子にはやさしい表情で接していた。

しかし、しず子には厳しい目線でにらみつけていた。

しず子は、ものすごくつらそうな表情を浮かべた。

ところ変わって、大正町にある居酒屋にて…

ひろ子の夫・和樹は、家族に残業があるとウソをついてここへのみに来た。

カウンターの席に座っている和樹は、ひとりぼっちで酒をのみながらひろ子に対する不満を言いまくった。

じっとガマンして出会いの機会を待ったのに、劣悪な条件の相手しかいなかった…

ふざけるな…

和樹は、全身をワナワナと震わせながら冷酒をイッキにのみほした。

このあと、和樹はぐでんぐでんになるまで酒をのみつづけた。