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玉蘭花の香り
第1章 婚約
「着替えたら先程のエントランスに戻ってください。
父がお茶を淹れます。
僕は片付けがあるので」とロンは言った。


「あの…ありがとうございました。
気持ち良かったです」と言うと、
ロンは眩しそうな顔をして、私に名刺をくれた。


ここのグループ会社の役職があり、
名前に「龍」と入っていた。


「龍だから、ロンなのね?
私は、美香だから、メイシャンね」と言って笑った。


「もし良かったら、LINE交換しませんか?
夕食でも?」とロンが言うので、

「良いですよ」と言って、
スマホを出した。


「でも、明日の便で帰国するの。
夕食は知人と約束してるから…」


「じゃあ、今度台北に来たら、案内しますよ」


「ありがとうございます。
じゃあ、着替えますね?」と言って、ベッドから降りた。


着替えて出て来たら、ロンの姿はなかった。


エントランス近くのテーブルには、
ロンの父親が居て、改めて名刺を渡された。
多くののエステなどを経営している企業の社長で、
ロンと同じ、中国語圏ではメジャーな陳という苗字だった。


優子さんの方はなかなか戻って来なかった。

台湾のお茶が大好きで、作法も習っている話をしたら、
「是非、淹れて欲しい」と言われて、
東方美人を淹れた。


社長の陳は、
「茶葉の量、湯の温度と量、
申し分なく完璧だ。
しかも動きがとても優雅で美しい」と言いながら、
美味しそうに飲んだ。

「台湾に来る時は、必ず連絡してください」と、父親の方も言っていた。


優子さんが戻ったので、
「これから約束がありますので」と言って、
2人は一度ホテルに立ち寄ることにした。



ホテルに戻ると優子さんはとんでもないことを言った。


「さっきの男の子、あまりにも可愛いから、食べちゃった」

「ええっ?」

「足裏マッサージの時、
ワザとエッチな声で大袈裟に痛がったりしてからね、
チップあげて、絶対に内緒よって言ったら、
もう、ビンビンでね。
気持ち良かった」

「…」

「台湾って、規制が厳しいから、テレビとか映画とかはラブシーンとかもNGなんだって。
その代わりにネットとか海賊版のDVDで観るの、
殆ど日本のヤツなんだって。
だから、大袈裟に声を上げたりするだけで、
興奮しちゃうんだって?
美香さんの方は、どうだったの?
駿先生には内緒にしてあげるから」
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