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玉蘭花の香り
第2章 結婚のち別離、そして再会
その2日後の昼前だった。

ロンが、
「美香さんの住所教えてください」とLINEしてきた。

なんだろう?と思いながら住所を書いて送って、
小一時間ほどしたら、
インターホンが鳴った。


「誰かしら?」と思ってモニターを見たら、
ロンが映っていた。


「えっ?ロン?」と驚くと、

「こんにちは」と微笑みながら言った。


「どうしたの?」と訊くと、

「美香さん、泣いてたから、
飛んできた」と言ったので、
とにかく部屋に入って貰った。


ロンはいつかくれたのと同じ、白い花のリングを渡して、
「大丈夫?」と言った。

涙が溢れてしまう。


ロンは涙を指でそっと拭った。


「ごめんなさい。どうぞ中に…」
と言うと、

「ありがとうございます」と言って、ロンが室内に入った。

そして、
「ちょっと良いですか?」と、私の首筋と肩と背中に触れて、
「やっぱり」と呟いた。


「美香さん。
身体が強張って、酷いことになってます。
僕にマッサージさせてください」と、
ロンは真剣な顔で言った。


「えっ?」
と驚いた顔をすると、

「美香さんのこと、心配でした。
お願いします」と頭を下げた。


「そんな。
頭を上げてください」


「じゃあ、良いですね?」とロンが笑うので、
思わず笑ってしまった。


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