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玉蘭花の香り
第5章 もっと近くへ

「今日の夕食は何か決めてますか?」と訊かれたので、
「ロンにお任せしようと思ってます」と答えた。
程なくロンが仕事を終えたと応接室に入ってくると、
びっくりした顔で少し固まってしまった。
「美香さん、綺麗だ。
とても美しい!」と眩しそうな顔で言うので、
私は恥ずかしくなってしまった。
「お父様が、プレゼントしてくださったの」と言うと、
「美香さんは美しいから、
選んだ甲斐があったよ。
見せびらかしたいから、一緒に夕食にでも行きたいものだ」と言われて、
ロンが何と言うのか待っていた。
「美香さんが良いなら」とロンが言うので、
「勿論、喜んで!」と答えた。
ロンのお父様は、とても喜んだ顔をして、
「広東ダックでも食べましょうか?」と言って、
電話を掛け始める。
ロンに台湾語で話しかけながら、
予約をしているようだった。
そして、
「せっかくだから、身内も呼んで良いかな?
人数が多い方が、色々な種類を食べれるから!」と言われて、
思わずロンの顔を見てしまった。
「あの…身内って?」と訊くと、
「兄と兄のパートナー。
父方の祖父母と、母方の祖母かな?」と言われて、
「私…大丈夫かしら?
ロンに会いたいと思っただけで、
ここまで来ただけなのに…」と、
困惑しながら訊くと、
「僕が美香さんに夢中で、
父も美香さんを気に入ってるから、
家族に会わせたいだけだよ。
大丈夫。
みんな、美香さんのこと、好きになるから。
ちょっと兄は変わってるかもしれないけどね」とロンは笑った。
お父様まで、
「本当に、ロンが一目惚れしたの、良く判りますよ。
私も一目惚れしました。
心から、いつの日か、息子の花嫁になって欲しいと願ってます。
ただ、せっかちだと思われてもいけないですし、
まだ、2人とも、出会って間もないのでしょうから、
これから少しずつ会う時間を作ってください」と言う。
こんな展開になるなんて、思いも寄らなくて、
クラクラしてしまった。
「ロンにお任せしようと思ってます」と答えた。
程なくロンが仕事を終えたと応接室に入ってくると、
びっくりした顔で少し固まってしまった。
「美香さん、綺麗だ。
とても美しい!」と眩しそうな顔で言うので、
私は恥ずかしくなってしまった。
「お父様が、プレゼントしてくださったの」と言うと、
「美香さんは美しいから、
選んだ甲斐があったよ。
見せびらかしたいから、一緒に夕食にでも行きたいものだ」と言われて、
ロンが何と言うのか待っていた。
「美香さんが良いなら」とロンが言うので、
「勿論、喜んで!」と答えた。
ロンのお父様は、とても喜んだ顔をして、
「広東ダックでも食べましょうか?」と言って、
電話を掛け始める。
ロンに台湾語で話しかけながら、
予約をしているようだった。
そして、
「せっかくだから、身内も呼んで良いかな?
人数が多い方が、色々な種類を食べれるから!」と言われて、
思わずロンの顔を見てしまった。
「あの…身内って?」と訊くと、
「兄と兄のパートナー。
父方の祖父母と、母方の祖母かな?」と言われて、
「私…大丈夫かしら?
ロンに会いたいと思っただけで、
ここまで来ただけなのに…」と、
困惑しながら訊くと、
「僕が美香さんに夢中で、
父も美香さんを気に入ってるから、
家族に会わせたいだけだよ。
大丈夫。
みんな、美香さんのこと、好きになるから。
ちょっと兄は変わってるかもしれないけどね」とロンは笑った。
お父様まで、
「本当に、ロンが一目惚れしたの、良く判りますよ。
私も一目惚れしました。
心から、いつの日か、息子の花嫁になって欲しいと願ってます。
ただ、せっかちだと思われてもいけないですし、
まだ、2人とも、出会って間もないのでしょうから、
これから少しずつ会う時間を作ってください」と言う。
こんな展開になるなんて、思いも寄らなくて、
クラクラしてしまった。

