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玉蘭花の香り
第1章 婚約

一月になって学校が始まったタイミングで、
私は駿と一緒に上司に当たる学年主任に婚約の報告をした。
ゴールデンウィーク中の大安の日に挙式を行うことを伝え、
ご出席いただきたいことを伝えた。
生徒たちには気づかれないようにと言われて、
他の教員にも、新学期になるまでは言わなくて良いと言われた。
3学期は受験もあり、行事も多く、比較的早足で駆け去っていく。
私のマンションに時々駿が来て泊まることはあったが、
挨拶程度に軽くキスする程度だった。
春休みには、2人で婚前旅行に行きたいと駿に言ったが、
「どうせ夏には新婚旅行に行くんだから良いよ」と流されてしまった。
そして、
「だったら、いつもの通り、優子さんと旅行に行っても良い?」と訊くと、
「良いんじゃない?
結婚したら友達同士の旅行、行けなくなるだろうからな」と言われて、
「そんなものなのかしら?
片時も一緒に居たいとかは、ないのかな?」と思いながら、
優子さんと2人でネットで検索して、
台湾旅行を決めた。
私は駿と一緒に上司に当たる学年主任に婚約の報告をした。
ゴールデンウィーク中の大安の日に挙式を行うことを伝え、
ご出席いただきたいことを伝えた。
生徒たちには気づかれないようにと言われて、
他の教員にも、新学期になるまでは言わなくて良いと言われた。
3学期は受験もあり、行事も多く、比較的早足で駆け去っていく。
私のマンションに時々駿が来て泊まることはあったが、
挨拶程度に軽くキスする程度だった。
春休みには、2人で婚前旅行に行きたいと駿に言ったが、
「どうせ夏には新婚旅行に行くんだから良いよ」と流されてしまった。
そして、
「だったら、いつもの通り、優子さんと旅行に行っても良い?」と訊くと、
「良いんじゃない?
結婚したら友達同士の旅行、行けなくなるだろうからな」と言われて、
「そんなものなのかしら?
片時も一緒に居たいとかは、ないのかな?」と思いながら、
優子さんと2人でネットで検索して、
台湾旅行を決めた。

