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玉蘭花の香り
第12章 里帰り
ロンのお店の新規店舗は、
銀座エリアか南青山エリアでという話になって、
具体的な物件探しが始まっていた。

また、その中で、
台湾の物を販売するセレクトショップと、
台湾の店舗で日本の物を販売するセレクトショップを展開することになり、
その部分の商品のチョイスや貿易の部分は、
私が担当になり祖父の会社と相談しながら進めることになった。


日本に戻った駐在の方の紹介や口コミ、
台湾好きのタレントさんとの連動や雑誌とSNSの広報なども、
具体的に話が進んでいた。

また、私自身にも、
台湾本の出版のオファーも来たりしていた。


ロンと相談しながら、
身体に負担にならないことを最優先にしながらも、
仕事自体は楽しくてワクワクすることの連続だった。

安定期とはいえ、早産するといけないので、
8ヶ月目から9ヶ月目は、
少し仕事のペースを抑えていた。


病院は叔父の関係しているところにしてみたが、
ロンと一緒に父親母親教室に出たりするのも楽しくて、
周りのお母様達ともお友達になれた。

ロンが大きな身体を丸めるようにして、
お人形で沐浴の練習をするのを見て、
周りのお母様達や看護婦さんもクスクス笑う。

なかなかお仕事を休んでまで参加するお父様は少ないので、
何かと言うと色々なことをさせられたりしていたけど、
それも楽しそうだった。


日本製の安全で安心な赤ちゃん用の商品なども、
台湾で扱えたら良いね…と、
ついつい仕事半分であれこれリサーチするのも楽しくて、
あっという間に日にちが過ぎて行った。


臨月に入ると、実家から母が来てくれた。
逆に臨月は動いた方が良いのよと言われて、
家のことをしたり、赤ちゃんの物を作ったりして過ごした。

自分もそうだったので、
布おむつも使ってみたくて、
たくさん縫ったりした。

そして、予定日の1週間前になると、
台湾からもお祖母様お2人が来日して、
お隣の部屋に滞在した。

とても心強く感じて、
たくさん甘えさせて貰おうと思った。
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