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絶対的下僕の末路
第1章 【玩具はお前だって言ってんの】
珍しく動揺してるのね。
「誰…?」って私を見つめる。
そんな顔も出来るんだ。
ずっと出て来るの待ってたんでしょ?
その間誰かとセックスしてるなんて思いもしなかった?
なに裏切られたような顔してるの。
こうして最後はチャンス与えてるじゃない。
下僕だって事、忘れないでよ?
鍵を開け家の中に入る。
ポタポタと髪から滴る雨。
今にも泣き出しそうな顔、抱き締めてあげる。
「消してよ……好きにして良いから」
なんて言ったら抑えきれなくなるでしょ?
火照ってんの、あんたの濡れた髪や身体くらい温めてあげるよ。
誰かに抱かれた後は伊織に触れたくなる。
リセット……して欲しくなる。
そんな我儘言えるのも伊織だから。
ずっとずっと下僕で居てくれるから。
一人暮らしを始めて少し経つけど、まさか伊織も近くに越してくるとはね。
私の為に大型二輪免許も取って何処でも迎えに来てくれるようにもなった。
こうして私が許せばこの部屋に上がり込む事だって出来る。
首筋に唇を這わせ遠慮がちに触れてくるのが物足りなくて逆に押し倒してしまうのはガチでヘタレなの?
好きにして良いって言ったのにいつまでセックス覚えたての中学生なんだよ。
靴脱がせてベットまで手を引いた。
仰向けに押し倒し頭の上で両手をスカーフで縛った。
戸惑いながらも熱を帯びた視線で煽ってくる。
今から何されるかわかってるんだね。
期待してるの?
自分から出来ないから私がしてあげるんじゃん。
「いい加減私がどうすれば悦ぶとか把握しなさいよ、ツメ甘過ぎ、遅い、また萎えるよ?」
「ごめんなさい……沙羅ちゃんに触れるだけで緊張しちゃって」
「誰とヤったのか気にしてたくせに」
「うん……どうやったら匂い消える?沙羅ちゃん教えて?」
ベルトを外しズボンを脱がせた。
雨に濡れて脱がせにくい。
下着越しに愛撫したら「あ…」と善がる。
身体くねらせすぐ勃つんだね。
「私がしたいようにするから先にイクのだけはナシね?」
「うっ……ハイ」
「舐めなくて良い、自分で濡らしていくからオチンチンだけ固くしてて…」