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絶対的下僕の末路
第2章 【負け犬らしく遠吠えしなさい】
嬉しそうに髪をドライヤーで乾かしてくれる。
何回……何万回と繰り返すんだろうね。
この次も……そのまた次も……同じ顔して悦んでくれるの?
「伊織」
「ん?」
気を抜いてる隙きに鎖骨下へ唇を這わせる。
チクッとつけたキスマーク。
牽制のつもりだろうか。
初めての昂ぶりと混乱。
更に嬉しそうに泣き笑う伊織が、鎖を外したらどんな行動を取るのか試してみたい気にもなった。
そこで真帆なら打って付けの相手だと思った。
今から少し、放し飼いにしてあげる。