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不誠実なカラダ
第2章 所詮体と心は違うもの
『寂しいよ。』
『その心を、埋めたくはならないですか?』
『なるよ。』
『その相手、私がなりますか?』
部長は、私を見て驚いていた。
『お互い、満たされない心を埋める相手。』
そう言って部長の手の上に、手を重ねて、気づいたら、部長に激しく抱かれていた。
どれだけ相手の事を好きなのよと、その時は思ったけれど、その相手が心だって知って、どこかで納得した。
心は、お淑やかなお嬢様系なのに、しっかりしていて、家庭的。
男が結婚したい女のイメージ、そのモノだった。
部長はもう28歳だから、そう言う女に引っ掛るのも、無理ないと思った。
「心に告白すればいいのに。」
「したよ。返事はまだだけどな。」
それを聞いて、胸がチクッとなったのは、なぜなんだろう。
「……いい返事が、来るといいですね。」
「ああ。」
そうなれば、この関係は終わりを迎えるだろう。
『その心を、埋めたくはならないですか?』
『なるよ。』
『その相手、私がなりますか?』
部長は、私を見て驚いていた。
『お互い、満たされない心を埋める相手。』
そう言って部長の手の上に、手を重ねて、気づいたら、部長に激しく抱かれていた。
どれだけ相手の事を好きなのよと、その時は思ったけれど、その相手が心だって知って、どこかで納得した。
心は、お淑やかなお嬢様系なのに、しっかりしていて、家庭的。
男が結婚したい女のイメージ、そのモノだった。
部長はもう28歳だから、そう言う女に引っ掛るのも、無理ないと思った。
「心に告白すればいいのに。」
「したよ。返事はまだだけどな。」
それを聞いて、胸がチクッとなったのは、なぜなんだろう。
「……いい返事が、来るといいですね。」
「ああ。」
そうなれば、この関係は終わりを迎えるだろう。