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不誠実なカラダ
第2章 所詮体と心は違うもの
だって私だって、尚太を想像しながら、部長に抱かれている。
「そんなの、お互い様です。」
「おまえにも、好きな男がいるもんな。」
そう言って部長は、私の唇を厭らしく貪った。
そう。
私達のきっかけは、尚太に別な女ができたかもしれないと分かって、不覚にも会社を休んだ時だった。
出社した次の日。
部長は私を、飲みに誘ってくれた。
『会社を休むなんて、高杉らしくないな。どうした?』
『男に、振られたんです。』
私は、部長に笑われると思ってた。
おまえが、男に振られたくらいで、会社を休むのかって。
でも違った。
『そう言う時、あるよな。』
『部長にもあるんですか?』
『あるよ。だけど俺は責任ある立場だから、休めないけどな。』
その時は、相手が心だって分からなくて、部長を振るような女がこの世にいるんだって、漠然と思っていた。
『部長は、寂しくないですか?』
「そんなの、お互い様です。」
「おまえにも、好きな男がいるもんな。」
そう言って部長は、私の唇を厭らしく貪った。
そう。
私達のきっかけは、尚太に別な女ができたかもしれないと分かって、不覚にも会社を休んだ時だった。
出社した次の日。
部長は私を、飲みに誘ってくれた。
『会社を休むなんて、高杉らしくないな。どうした?』
『男に、振られたんです。』
私は、部長に笑われると思ってた。
おまえが、男に振られたくらいで、会社を休むのかって。
でも違った。
『そう言う時、あるよな。』
『部長にもあるんですか?』
『あるよ。だけど俺は責任ある立場だから、休めないけどな。』
その時は、相手が心だって分からなくて、部長を振るような女がこの世にいるんだって、漠然と思っていた。
『部長は、寂しくないですか?』