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不誠実なカラダ
第3章 嫉妬じゃない、悔しいのよ
ちょっとからかったつもりなのに、心は微笑んでいる。
「あれ?否定しないの?」
「否定って……付き合ってるんだもん。そういう事もあるでしょ。」
私は、親友の恋が発展している事に、喜びを感じた。
「もう!ご馳走様!」
私は、指で心の頬を突いた。
心も笑っている。
部長には悪いけれど、親友には幸せになってほしいからね。
あっ、そうだ。
部長と言えば……
「そうだ、心。」
「なあに?」
心は、スケジュール帳を開いた。
「尚太と、何かあったの?」
「別に。何もないけど?」
心の手が、ふいに止まった事を、私は見逃さなかった。
- 今朝、一緒に歩いているところを見て -
まさか、ね。
「うん。さっき、部長に尚太の事、聞かれてさ。」
「部長に?」
心はちらっと、部長の方を見ている。
なに?
何か、やましい事でもあるの?
「えっ、でもどうして部長は、環奈に尚太君の事、聞くの?」
「あれ?否定しないの?」
「否定って……付き合ってるんだもん。そういう事もあるでしょ。」
私は、親友の恋が発展している事に、喜びを感じた。
「もう!ご馳走様!」
私は、指で心の頬を突いた。
心も笑っている。
部長には悪いけれど、親友には幸せになってほしいからね。
あっ、そうだ。
部長と言えば……
「そうだ、心。」
「なあに?」
心は、スケジュール帳を開いた。
「尚太と、何かあったの?」
「別に。何もないけど?」
心の手が、ふいに止まった事を、私は見逃さなかった。
- 今朝、一緒に歩いているところを見て -
まさか、ね。
「うん。さっき、部長に尚太の事、聞かれてさ。」
「部長に?」
心はちらっと、部長の方を見ている。
なに?
何か、やましい事でもあるの?
「えっ、でもどうして部長は、環奈に尚太君の事、聞くの?」