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不誠実なカラダ
第3章 嫉妬じゃない、悔しいのよ
「心?」
もう一度呼びかけると、心は頷いた。
なんだか、いつもの心とは違うような気がする。
心は大人しいけれど、言う事は言う子なのに。
「ああ、一度部長に連れて来て貰った事があって……」
やっと口を開いたけれど、そんなに大した事ない言葉。
「そうなんだ。このバーテンは、知ってる?」
私は尚太を指さすと、心は尚太をちらっと見た。
「うん……宮島……尚太君でしょ?」
「そう。」
なんだ、知ってるんじゃん。
私の好きだった人、この人なんだよね。
無意識に、舌をペロッと出した。
「イイ男でしょ?」
「……うん。」
なんだか優越感。
彼氏ではないけれど、こんな素敵な人に、恋をしていた自分?が誇らしかった。
「と、言っても惚れちゃダメだよ。ねえ、尚太。」
尚太は、好きな人がいるんだもの。
心が尚太を好きになったって、振り向くはずがないもんね。
もう一度呼びかけると、心は頷いた。
なんだか、いつもの心とは違うような気がする。
心は大人しいけれど、言う事は言う子なのに。
「ああ、一度部長に連れて来て貰った事があって……」
やっと口を開いたけれど、そんなに大した事ない言葉。
「そうなんだ。このバーテンは、知ってる?」
私は尚太を指さすと、心は尚太をちらっと見た。
「うん……宮島……尚太君でしょ?」
「そう。」
なんだ、知ってるんじゃん。
私の好きだった人、この人なんだよね。
無意識に、舌をペロッと出した。
「イイ男でしょ?」
「……うん。」
なんだか優越感。
彼氏ではないけれど、こんな素敵な人に、恋をしていた自分?が誇らしかった。
「と、言っても惚れちゃダメだよ。ねえ、尚太。」
尚太は、好きな人がいるんだもの。
心が尚太を好きになったって、振り向くはずがないもんね。