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フレックスタイム
第8章 ようやく披露宴
久し振りに2人きりでベッドに横になっていた。
腕枕して貰って、翔吾さんの胸に顔を埋めて、
心臓の音を聴いていた。
「翔吾さん、話があるの」
「ん?何?」
「どうしてセックス、してくれなくなったの?」
「えっ?
百合が痛くても、我慢して無理させるんじゃないかと思って…」
「勝手にショートヘアにして、
更に色気が無くなったからじゃない?」
翔吾さんは笑いながら、
髪をくしゃくしゃする。
「髪が長くても短くても、
百合は可愛いし、色気、あるよ?」
とキスをする。
「我慢、してるの?」
「んー。ちょっとね?」
「手やお口で、出来るのよ?」
「百合の手を見ると、痛々しくてさ。
それに、無理させてるんじゃないかなって」
「私…セックスしたいし、
翔吾さんのも舐めたりしたいのよ?
だって、全てが愛おしいもの」
「えっ?」
「最初は恥ずかしかったし、
どうすれば良いか判らなかったし、
上手じゃないから満足して貰えないかなって思ってたけど…
一方的にして貰うより、
一緒にしたいです」
「百合、嬉しいよ。
ありがとう」と言って、耳朶にキスをしながら、
手を差し込んで直接胸を優しく揉む。
「でもね、もう一つ、お話があって…」
と、そっと手を止めて、翔吾さんの目を見る。
「勿論、夫婦だから…
避妊しないでするでしょ?
そしたら、赤ちゃんを授かることになる」
「うんうん。
そうなったら嬉しいよ」
「私、心配なんです」
「何が?」
「ケンとこれから産まれてくる子供を、
きちんと平等に愛して育てられるのか…。
勿論、ケンのこと、愛してるし、
自分の子供のように思って接してます。
でもね、ケンも乳児の時に出会った訳ではなく、
あの人の記憶もあって、
私が途中からお母さんになったこと、
判ってるでしょ?
だから、そのことで苦しんだり、
弟か妹と自分のことで悩んだり比べたりしないかしら?
翔吾さんは、何があってもケンの実の父親よ?
その上で、私、ちゃんとお母さんをやれるのかしら?」
「百合…」
翔吾さんは私を抱き締めて、泣いているようだった。
「何があっても、俺はケンの実の父親だ。
百合は、継母ってヤツになるけど、
誰よりもケンのことを愛していること、知ってるし、
ケンだって、そう思っているから…
ケンの弟か妹、作ってあげよう」と言って、
キスをした。
腕枕して貰って、翔吾さんの胸に顔を埋めて、
心臓の音を聴いていた。
「翔吾さん、話があるの」
「ん?何?」
「どうしてセックス、してくれなくなったの?」
「えっ?
百合が痛くても、我慢して無理させるんじゃないかと思って…」
「勝手にショートヘアにして、
更に色気が無くなったからじゃない?」
翔吾さんは笑いながら、
髪をくしゃくしゃする。
「髪が長くても短くても、
百合は可愛いし、色気、あるよ?」
とキスをする。
「我慢、してるの?」
「んー。ちょっとね?」
「手やお口で、出来るのよ?」
「百合の手を見ると、痛々しくてさ。
それに、無理させてるんじゃないかなって」
「私…セックスしたいし、
翔吾さんのも舐めたりしたいのよ?
だって、全てが愛おしいもの」
「えっ?」
「最初は恥ずかしかったし、
どうすれば良いか判らなかったし、
上手じゃないから満足して貰えないかなって思ってたけど…
一方的にして貰うより、
一緒にしたいです」
「百合、嬉しいよ。
ありがとう」と言って、耳朶にキスをしながら、
手を差し込んで直接胸を優しく揉む。
「でもね、もう一つ、お話があって…」
と、そっと手を止めて、翔吾さんの目を見る。
「勿論、夫婦だから…
避妊しないでするでしょ?
そしたら、赤ちゃんを授かることになる」
「うんうん。
そうなったら嬉しいよ」
「私、心配なんです」
「何が?」
「ケンとこれから産まれてくる子供を、
きちんと平等に愛して育てられるのか…。
勿論、ケンのこと、愛してるし、
自分の子供のように思って接してます。
でもね、ケンも乳児の時に出会った訳ではなく、
あの人の記憶もあって、
私が途中からお母さんになったこと、
判ってるでしょ?
だから、そのことで苦しんだり、
弟か妹と自分のことで悩んだり比べたりしないかしら?
翔吾さんは、何があってもケンの実の父親よ?
その上で、私、ちゃんとお母さんをやれるのかしら?」
「百合…」
翔吾さんは私を抱き締めて、泣いているようだった。
「何があっても、俺はケンの実の父親だ。
百合は、継母ってヤツになるけど、
誰よりもケンのことを愛していること、知ってるし、
ケンだって、そう思っているから…
ケンの弟か妹、作ってあげよう」と言って、
キスをした。