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フレックスタイム
第9章 天使降臨
バレンタインデーの日、
社員の皆さんにと、
休憩スペースや会議室などに、
有名店のチョコレートの詰め合わせを置いておいた。

ちょうど月曜だったので、
定例の役員会でも、
GODIVAのチョコレートとコーヒーをお出しした。


「わ。こんなバレンタイン役員会、
初めてだな」

「流石、女性秘書室長だ。
伊藤ちゃんじゃあ、
こんなことは…」と言う方もいたけど、
伊藤さん本人も嬉しそうにチョコレートを頬張っていた。

「社長も同じチョコなんだね?」

「いやいや、家で別のチョコが待ってるでしょう」と賑やかな役員会になった。


その日の夜…
虫歯になるからとずっとチョコレートを食べさせていなかったケンに、
初めてのチョコレートをお母様と私からプレゼントした。

涎を流しながら喜んで小さい一欠片を食べて、
ニッコリ笑った。




そして、翔吾さんには…
ケンを寝かせた後、
買って貰ったまま、
一度も身につけたことのなかった真っ赤な下着をつけて、
私の寝室に誘った。


自分でガウンを脱いで、
真っ赤なベビードールとタンガ姿になると、
翔吾さんは、
「綺麗だ」と息を呑んだ後、
ベッドに押し倒して、キスをしながら私の身体を弄った。


「あのね…
翔吾さんにプレゼントがあるの」

「なに?
百合の身体?
もう、俺、興奮しちゃったよ」と笑うので、
耳元で囁いた。


「あのね…。
生理が来ないの。
多分、赤ちゃん…」


「えっ!?ホントに??」


翔吾さんは目を見開いて驚いた後、
慌てて身体を起こした。

「ごめん。
重たくなかった?
お腹、押されてない?」


「大丈夫よ。
念の為、検査薬で調べたら陽性だったの。
だから…土曜日に病院に行きたいの」


「勿論、俺、一緒に行くから。
どうしよう?
悪阻とかはないの?
仕事、休む?」


「まだ、悪阻はないし、
転んだりしないように気をつければ大丈夫よ。
私、お酒も煙草もしないし、
会社も禁煙だし、
念の為、風邪薬とかも飲んでなかったから」


「最高のバレンタインデーのプレゼントだよ。
百合、ありがとう」


「私の方こそ、ありがとうございます。
幸せだわ、とっても」と言ってキスをした。


「あのさ。
セックスして大丈夫か心配だから、
今日は腕枕して寝ようか?」


「せっかく、こんな下着、つけてるのに?」


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