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フレックスタイム
第9章 天使降臨
池田さんの控室をノックして入ると、
白無垢の美しい花嫁姿になっていた。

「準備は良いですか?」と訊くと、
ケンを呼んで、
「今日のお姫様は池田さんだから、
ケン、エスコートしてね?」と言うと、
「判ったよ。
手を繋いでも良いの?」と言って、
ニコニコして一緒に歩き始めた。

伊藤さんの方は、
翔吾さんが池田さんの姪っ子ちゃんを連れて行って、
同じくエスコートして貰っている筈だった。


ドアの前で、ちょうど良いタイミングになったので、
私と翔吾さんとでドアを開けて、
可愛いエスコートで中に入って貰った。


「さあ、伊藤さん、池田さんと2人、
前にお進みくださいね。
可愛い2人は、こちらに来て?」と言って、
2人を親族の間の短い通路を歩いて貰い、
神主さんに祝詞を挙げていただく。

型通りの三三九度もして、
厳粛に式を執り行った。


神主さんが退席された後、
改めて翔吾さんから、
今日のサプライズ挙式のことを説明してもらい、
記念撮影をしてから、
そのまま、身内だけの食事会の席へと移動した。


途中、
「お着物だと、あまりお食事を楽しめないでしょうから」と、
新郎新婦を一度退席させて、
タキシードとウェディングドレスにお色直ししてもらった。

池田さんは、落ち着いたデザインのロイヤルブルーのドレスを選んだ。
とても似合っていた。

伊藤さんの口が、
「綺麗だよ」と動いているのを見て、
とても幸せな気持ちになった。


最後に伊藤さんがスピーチする時は、
本人まで泣いてしまい全員で貰い泣きする中、
池田さんだけが、
「ちょっと、しっかりしてくださいよ」とハンカチで鼻水を拭うのを見て、
本当にお似合いのお2人だと思った。

ドレス姿の2人とも集合写真を撮って、
楽しい一日が終わった。


高齢出産だって、
あるかもしれないなと思って、
かなりウキウキしてしまった。



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